米求人サイトIndeed基準で7月10日に終了した週の求人件数が前年比3.5パーセント減少し、今年に入って最低水準に近づいたと、市場解説アカウントのコベイシ・レターが伝える。この下落はより長い流れの一部で、求人件数は2022年4月以降37.2パーセント減少し2021年2月の水準まで戻り、現在の求人数はパンデミック前の2020年2月水準よりわずか1パーセント多い程度だ。全体の求人件数より先行性の強い指標である新規求人件数はさらに弱く、前年比10.9パーセント減少して1月初旬以来の最低値を記録し、2020年2月水準を3.5パーセント下回って4年以上続く下落傾向を延長した。Indeedの統計は通常、米労働統計局の公式数値より先に動く傾向があるため、コベイシはこの数値を、今後発表される労働統計局の6月と7月の求人統計もさらに弱含む可能性を示す先行シグナルとして捉えている。総合すると、これらの数値は労働市場が急激にではなく着実に冷え込んでいることを示しており、こうした緩やかな減速は通常、リアルタイムの求人データにまず現れ、FRBの政策期待を動かす公式発表には遅れて反映される。
Why it matters · 公式統計が確認する前から労働市場が静かに弱まっているという事実は、FRBがいつ、どれだけ利下げするかに直結し、債券利回りから株式バリュエーションまで全般に波及する。
考えるべき点 · Indeedのリアルタイムデータは、公式BLS統計が追いつく前から労働市場の弱さを示し続けている。投資家はこの先行シグナルを信じて早めの利下げを織り込むべきか、それとも政府統計で確認されるまで待つべきか。