コベイシ・レターによると、インテルの2四半期決算はほぼ全項目でウォール街の予想を上回り、株価は時間外取引で11%超急騰した。AIデータセンター事業が15年ぶりの最大四半期売上成長をけん引した。売上高は161億3000万ドルで前年同期比25%増、アナリスト予想の144億2000万ドルを約12%上回った。データセンター・AI部門単体では前年比59%増の63億ドルを記録した。調整後ベースでは前年の4億ドルの赤字から22億ドルの黒字に転換し、調整後EPSは0.42ドルとウォール街予想の0.22ドルのほぼ2倍だった。リップブ・タンCEOはこれを15年以上で最も強い四半期売上成長と評した。ただしこの見出し数値の裏にはより複雑な実態がある。一般会計基準(GAAP)ではインテルは依然として110億ドルの純損失を計上しており、これは本業ではなく126億ドル規模の一時的な非営業費用によるものだ。インテルは3Q売上高を158億~168億ドル、調整後粗利率42%とガイダンスし、いずれも現在のペースとおおむね一致する。今回の決算で、AMDやエヌビディアのサプライチェーンと並び、インテルもAIインフラ投資が景気減速の中でも予想を上回り続けていることを示す事例に加わった。
Why it matters · AI競争で置いていかれたと見られていたインテルが、AIデータセンター需要だけで15年ぶりの最大四半期成長を記録した。これはAI設備投資ブームがエヌビディアやAMDだけでなく、出遅れた企業まで押し上げるほど広範であることを示す信号であり、決算シーズンを控え他の半導体各社の「無難な」決算の基準も引き上げた。
考えるべき点 · インテルは何年もの間、AI投資家が飛ばしてもいい半導体企業として扱われてきたが、今回データセンター・AI部門がわずか1四半期で59%成長した。インテルはAIコンピューティングの本物の第3の選択肢として戻ってきたのか、それとも業界全体の好況が生んだ一度きりの好調な四半期にすぎないのか。