メタが初めて自社のAIモデルを外部の開発者に有料で売り始めた。ザッカーバーグのセールスポイントは露骨だ。「性能は良くて、とても安い」。特に推しているのはエージェント能力、つまり人が頼めばAIがコンピュータを直接操作して仕事を終わらせる能力だ。メタが公開した成績表を平たく読むとこうなる。「AIに仕事をさせる」種目では自分たちが1位で、アンソロピックをかなり上回るという主張。ただしその成績表には弱点も正直に書かれていて、コーディングの腕は依然アンソロピックが、長期プロジェクトと視覚推論はOpenAIが先行する。つまりメタの戦略は「最高」ではなく「十分良いものを最安で」だ。フェイスブックとインスタグラムで稼いだ金で自前のデータセンターを敷いてあるから、価格で押し潰せるという計算である。
Why it matters · メタが推論を「非常に安く」売るというのは価格戦争の宣言だ。モデル価格戦争の勝者は最も安いコンピュートを持つ側。インフラ増設には好材料、マージンには残酷だ。