中国の投資家が今週、中国最大のテック特化型ファンドであるSTAR50 ETFに1日で過去最大の20億ドルを投じたとコベイシレターが伝えた。2020年12月に立てたそれまでの最大記録の2倍を超える規模だ。この買いに支えられ、上海科創板のテック・半導体企業で構成される基礎指数STAR50は翌日11%上昇し、約2年ぶりの1日の上げ幅を記録した。この反発は、わずか1週間前に半導体株への レバレッジ投資が解消され、4日間で証拠金債務約370億ドルが清算されて同指数が大きく下落したのとは正反対の動きだ。今回の反発の背景には国家系資金もある。株価急落時に相場を支えるために買いに入る中国の通称「国家隊」ファンドが直近3取引日で100億ドルを買い入れており、2025年4月以来の規模となる。別途、中国の大手保険会社少なくとも5社が株式保有を増やすと表明しており、そのうちの1社である中国人寿(チャイナライフ)だけで15億ドル超の株式・ファンドを購入した。コベイシの結論はシンプルだ。中国の投資家は買い続けており、レバレッジ主導の急落に見えた状況が、速く手厚い支えのある反発に変わったということだ。
Why it matters · 数日前にレバレッジ清算で大きく揺れたのと同じ市場だ。これほど速く、しかも国家系資金まで動員して過去最大規模で反発したというのは、中国当局と大口の国内投資家がAI・テック株を支え続ける意思を持っていることを示す。中国の半導体・テック株を見ている海外投資家にとって注視すべき動きだ。
考えるべき点 · 国家隊や保険会社まで動員されたこの反発は本物の需要回復なのか、それともレバレッジ清算の後に官製買いが入るいつものパターンにすぎないのか。