インテル株が決算後の急騰分を一日で全て失った。木曜日の株価は4%下落し、決算発表翌日に一時15%まで上昇していた分が消え、上昇局面のピーク比で時価総額約900億ドルが蒸発したとコベイシ・レターが伝えた。インテルは火曜日に発表した2四半期決算で15年ぶりの最大四半期売上成長を記録した。データセンター・AI部門の売上高は前年比59%増の63億ドルとなり、発表直後に株価は二桁の上昇を見せた。しかしその上昇は長くは続かなかった。木曜日はイラン戦争が激化しS&P500指数全体も上昇分を失い、ハイテク株全般が下落するなど市場全体でリスク回避心理が強まった日でもあり、今回の調整がインテルの決算内容そのものへの見直しなのか、市場全体のリスク回避の流れによるものなのかはまだ明確ではない。インテルは調整後ベースでは黒字転換したものの、一般会計基準(GAAP)では126億ドルの一時費用により110億ドルの純損失を計上しており、初期の熱狂が落ち着いた今、一部の投資家はこの点を改めて注視している可能性がある。株価は依然として今週の始値より高い水準にあるが、たった一日で上昇分がまるごと消えた速さは、決算一つに支えられたラリーが市場が詳細を吟味し始めるとどれほど早くしぼみうるかを示している。
Why it matters · たった一回の決算サプライズで作られたラリーが一日で消えたことは、決算がどれほど良くても市場全体がリスク回避に転じればその確信は長続きしないことを示す。今期の他のAI関連決算の急騰も同様に脆いのではという問いを残す。
考えるべき点 · インテルのラリーは現れた時と同じくらい速く消え、しかもイラン戦争への懸念で市場全体が揺れた日と重なった。今回の下落はインテルの決算の質に対する市場の見直しなのか、それとも市場全体のリスク回避の波にインテルが巻き込まれただけなのか。