トランプは自らの投稿を再掲し、スコットランドのアバディーン市民が『通りで踊っている』と伝えた。新しい英国首相アンディ・バーナムが北海油田を『全面的に』開放すると表明したからだという。彼は北海を『地球上で最も質の高い原油の産地の一つ』と呼び、数百年分の埋蔵量があり、その多くは『まだ発見すらされていない』と主張する。これが英国を『貧困にあえぐ惨状』から世界屈指の富裕国へ変えうる、というわけだ。彼は、英国が毎年ノルウェーに数十億ドルを払い、同じ北海でも『より価値の低い側』で採れた石油を買っていると揶揄し、さらにアバディーンに『覆いかぶさる』洋上風車を英国が撤去する計画だとも付け加えた。誇張を取り除けば、市場へのシグナルは政策転換だ。長年、新規油田開発を締めつけてきた超過利潤税と厳しい鉱区免許を緩める可能性である。安定した非OPEC海域から原油が増えるのは供給の話であり、洋上風力から後退するのはエネルギーミックスの話だ。いずれも最近の英国エネルギー政策の方向と逆であり、石油メジャー・海洋掘削会社・英国の電力会社・風車のサプライチェーン全体に波及しうる。
Why it matters · 北海の産油国が本当に掘削を再開し洋上風力から退くなら、非OPECの新規供給に政策シグナルが重なる、石油メジャー・海洋掘削会社・風車のサプライチェーンで読め。
考えるべき点 · 北海の原油を増やし風車を減らす、エネルギー現実論か、後で悔いる賭けか?