ウーバーとグーグルの自動運転子会社Waymoが提携解消を検討していると英FT(フィナンシャル・タイムズ)が報じたと、投資コメンテーターアカウントのSerenityが伝えた。Serenityはこのニュースが1年以上前から自身が主張してきた見方を裏付けるものだと述べる。そもそもウーバーがWaymoと組んだこと自体が誤った選択だったとSerenityは見てきた。結局ウーバーは、グーグルが自前のロボタクシー事業を拡大する間の販売チャネルとして利用され、後に直接の競合になるリスクを背負い込んだという理屈だ。Serenityから見ればこのリスクは今や現実になりつつある。自社パートナーだったWaymoが、ウーバー事業における最も深刻な破壊者の一つとして台頭しているというのだ。同氏は以前から、NebiusのAvrideのような中立的事業者、あるいは完全な垂直統合の方が、Waymoと組むよりウーバーの長期的な立ち位置にとって望ましかったはずだと指摘してきた。今回の報道は、投資家がAlphabetの自動運転への賭けをどう見るかにも新たな変数を加える。Waymoはもはや傍流事業ではなく、規模拡大に必要だったライドヘイリングの既存事業者から独立し、Alphabetが自らの条件で運営できる事業になりつつあるということだ。ウーバーにとって問いは変わる。Waymoが自社ネットワークを埋めてくれるかではなく、最終的に同じ利用者を巡って直接競合するようになるかが焦点になる。
Why it matters · Alphabetの自動運転子会社が乗客を獲得するのにウーバーのアプリを必要としなくなれば、ウーバーのプラットフォームモデルの強気論の核だった「競合が迂回できないほど価値あるネットワーク」という前提が揺らぐ。逆にAlphabetがロボタクシー収益を単独で取り込む論理はその分強まる。
考えるべき点 · Waymoはウーバーのパートナーとして始まったが、今や最大の脅威の一つになりかねない兆しを見せている。今回の提携解消説は、ウーバーがロボタクシー戦略を見誤ったということなのか、それとも Alphabetが元々持っていた優位性を単に現金化しているだけなのか。