ドゥームバーグは、エネルギー研究所(Energy Institute)が公表したばかりの『2026年版 世界エネルギー統計レビュー』を読み解き、「再エネが勝っている」という人気の物語がごまかしの上に成り立っていると主張する。トリックの核心は、太陽光や風力が目立つ「電力」と、経済が発電・暖房・輸送・産業のために燃やすエネルギー全体である「一次エネルギー」を混同させることだ。この広い尺度で見ると、化石燃料は2025年も世界の一次エネルギーの86.24%を供給し、石油・ガス・石炭はそれぞれ消費量の過去最高を更新した。「2025年の世界一次エネルギー増加分の3分の1を再エネが占めた」という見出しは立派に聞こえるが、全体の増加はわずか約1%にすぎず、その3分の1も薄い一切れのままだ。中国は誰よりも太陽光を敷いたと称賛される一方で、世界の石炭の56%を燃やし、世界のCO2の31%を排出する(米国は石炭5%・排出13%)。挑発的な予測はこうだ--中国の2025年の太陽光設置量は「ほぼ確実に」今後何年も破られない天井になる、つまり新規設置は永遠に上り始めたのではなく、すでに頂点を打ったという主張である。投資家への含意は、移行の速度に賭ける前に「電力の話」と、はるかに大きな「エネルギーの話」を分けて見よ、という警告だ。
Why it matters · エネルギー移行の速度に賭ける前に、化石燃料がなお記録を更新する遥かに大きな『一次エネルギー』の話と『電力』の話を分けて見よ、ということ。
考えるべき点 · 中国の太陽光ブームは本当に天井を打ったのか--それともドゥームバーグは止められない移行に無駄な戦いを挑んでいるのか?