イランはバーレーンにあるアマゾン(AMZN)のデータセンターを攻撃したと発表した。米国がイランのダルコビン核施設を攻撃したことへの報復だとしている。この報道を受け、原油価格は再びバレル90ドルを超え、戦闘拡大への懸念から市場は再び揺れた。コベイシによると、イランはヨルダンの米軍基地も標的にし、F-15戦闘機とミサイル防衛レーダーシステムを破壊したと主張している。これらの主張はまだ独立した形で確認されていないが、アルジャジーラやCNBC、Tom's Hardwareなど複数のメディアがイラン側の発表を報じており、米イラン紛争が新たな段階に入ったことを示す。同日、ブレント原油はバレル91ドルを突破し、米国のガソリン価格も1ガロン4ドルを再び上回った。コベイシは今月末までに米国原油価格が90ドルを超える可能性があるとし、これは7月2日以降34%の急騰にあたるという。市場を揺さぶっているのは価格の動きだけでなく、戦闘がタンカーや軍事拠点だけでなくクラウドのデータセンターのような民間インフラにまで及び始めたことで、ホルムズ海峡の航行リスクに加えて新たな不確実性が積み上がっている点だ。
Why it matters · 攻撃が石油タンカーや軍事拠点だけでなくデータセンターにまで及び始めたのは、紛争が読みにくい形で拡大していることを意味する。原油が再び90ドルを超えれば、インフレ懸念が再燃するだけでなく、安価で安定した電力と読みやすいインフラを前提に進むAIデータセンター投資のコスト計算にも影響しかねない。
考えるべき点 · 米イラン間の緊張は今年すでに何度も上がったり下がったりを繰り返してきた。民間クラウドインフラへの今回の攻撃はこの先も原油価格を押し上げ続けるのか、それとも市場はすでに度重なるイラン戦争の見出しに慣れてしまったのか。