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Jukan (@jukan05) · 2026-07-25 · 原文: EN

ファーウェイのAIチップ出荷、今年約150万個へ倍増の見通し、WSJ報道

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ファーウェイは今年、自社製AIアクセラレータチップを約150万個出荷する見通しだ。2025年の出荷量のおよそ2倍に当たる。半導体アナリストのJukan氏がX上でウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道を引用して伝えた。この数字が注目されるのは、米国が数年にわたり先端半導体製造装置とエヌビディアの高性能GPUを中国から遮断する輸出規制を続けている最中に出てきたからだ。 ファーウェイのAIチップは「Ascend(アセンド)」ブランドで販売され、エヌビディア中心のAIコンピューティング体制に対する中国独自の代替策の中心を担う。2019年に始まり以降強化され続けた輸出規制は、ファーウェイが最先端の露光装置を購入したり、エヌビディアの最上位チップを中国に持ち込んだりする道を塞いだ。規制の狙いは、こうした装置がなければファーウェイのチップ生産量は小規模にとどまり、最先端技術との差も広がり続けるというものだった。

出荷量が2倍になったことが意味すること

出荷量が2倍に増えたということは、この前提にひびが入ったことを意味する。ファーウェイのチップがエヌビディアの最新GPUと性能で同等というわけではない。 ファーウェイは依然旧世代の製造プロセスを使っており、ウエハーあたりの歩留まりも低く、チップ一つあたりの効率も劣る。しかし出荷量そのものは別の意味での前進だ。 より多くのチップが出るということは、中国国内のAI研究機関やクラウド事業者が、エヌビディアの供給を待ったり回避したりする必要なく、自国製ハードウェアでモデルを学習・稼働させる余力が増すことを意味する。

よくある見方

輸出規制で中国のAI計算力は枯渇し、最先端との差が何年分も広がっている

数字が示すもの

ファーウェイ自社の出荷量は前年比で2倍に増えている。チップ1個当たりの性能はエヌビディアの最新GPUに及ばなくても、量そのものは拡大している。

今回の報道では歩留まりやチップのアーキテクチャ(Ascend 910系か後継モデルか)、どの顧客がこの量を吸収しているかは明らかにされておらず、この生産能力がどれだけ最前線のモデル学習に使われ、どれだけ比較的軽い推論作業に使われているかは判断しにくい。それでも、中国市場におけるエヌビディアの露出度を注視する投資家や、輸出規制を強化すべきか緩和すべきか検討する政策担当者にとって、この出荷量の推移はファーウェイの代替エコシステムが実際どれほど速く拡大しているかを示す、最も明確な指標の一つだ。

Why it matters · 数年にわたる米国の輸出規制にもかかわらず、ファーウェイのチップ生産量が実際に拡大していることを示す最も明確な指標の一つで、エヌビディアの中国における露出度や輸出規制政策の議論に影響する。

考えるべき点 · ファーウェイの出荷量急増は、輸出規制が中国のAIチップを抑えられなかった証拠なのか、それとも予想通りの流れなのか?