コベイシが今日の市場全体を静かに要約する数字を持ち出す。S&P500の6カ月インプライド相関が0.15と過去最低まで低下した。インプライド相関は指数を構成する銘柄がどれだけ一緒に動くと期待されるかを測る値で、これほど低いのは銘柄が足並みをそろえるより各自バラバラに動いていることを意味する。この指標は4カ月で半分以上縮み、春の下落時の0.35から、今や長期平均(約0.43)の3分の1ほどにすぎない。規模感で言えば、2020年のパンデミック暴落時は全てが共に下げ0.82まで跳ねた。コベイシの読みはこうだ。この歴史的な分散は、一握りの超大型株が牽引する市場の統計的な指紋であり、残りの銘柄は一つのマクロの波ではなく各自のファンダメンタルズで取引されている。言い換えれば、指数レベルの静けさがその下の巨大な散らばりを覆い隠し得る。ある銘柄は急騰し別の銘柄は沈むのに、平均が双方を隠す。これは銘柄選別派には夢、指数投資家には死角だ。S&Pは穏やかに見えてもその下の実感は極端に不均一になり得るし、これほど極端な集中はめったに、恐らく一度もなかった。
Why it matters · 過去最低の相関は、穏やかな指数が実は一握りの超大型株の仮面かもしれないことを意味し、パッシブ投資家は隠れた集中リスクを負い、分散は銘柄選別を報いる。
考えるべき点 · 過去最低の銘柄間相関--ファンダメンタルズを報いる健全な選別相場か、少数の超大型株が脆い指数を覆い隠す危険な集中か?