韓国の投資家メルが、今週のカレンダーで本当に重要な予定を一つだけ挙げる。22日の米国市場引け後に出るアルファベット(グーグル)の2026年第2四半期決算だ(電話会見は韓国時間23日午前5時30分)。利益の数字は忘れろ、と彼は言う。市場は今、「ハイパースケーラーは現在の水準を超えてAIインフラに投資し続けるのか」を疑い始めており、大手で最初に発表するアルファベットがその疑いの最初の試金石になるからだ。グーグル・マイクロソフト・メタ・アマゾンの4社は2025年にAI設備投資へ約4,100億ドルを投じ、2026年にはこれが約7,250億ドルに膨らむと見込まれる。彼らが実際にいくら投資するかが、サムスン電子とSKハイニックスの株価、ひいては韓国市場全体を左右する。メルが会見で見る点は三つ。第一に、アルファベットが2026年の設備投資ガイダンスを1,800〜1,900億ドル(2025年の支出914億ドルの約2倍)に維持するか。減らしても増やしても影響は大きい。第二に、ピチャイCEOが第1四半期の「計算資源が不足している(compute constrained)」という発言を繰り返すか、2027年の追加拡大を示唆するか。第三に、クラウドの受注残高が第1四半期の4,620億ドルからさらに増えるか--メモリ需要の持続を示す指標だ。落とし穴はフリーキャッシュフロー。第1四半期は営業CF458億ドルから設備投資357億ドルを引き、残りはわずか101億ドル、1年前の190億ドルから減った。この支出を続けられるのか。彼は警告例としてTSMCを挙げる。7月16日、売上402億ドル(+36%)、純利益220億ドル(+77%)、記録的な粗利益率67.7%という過去最高級の決算を出しても株価は下落した。第3四半期の利益率ガイダンス65〜67%(2nm量産初期の歩留まり)が、完璧を織り込んだ市場を失望させたためだ。アルファベットも同じ物差しの上にある。並のグッドニュースは当然視され、小さなミスや微妙な発言が大きく増幅されうる。
Why it matters · アルファベットの利益ではなく設備投資の一行こそ、AI投資サイクルが続くかをメモリ投資家に告げる。
考えるべき点 · アルファベットが設備投資ガイダンスを維持しつつフリーキャッシュフローが縮み続けるなら、このAI投資は強さの証か、それとも行き過ぎか?