SK hynix (Market Cap: KRW 1,132.2632 trillion) 2Q26 Earnings Results
Revenue: KRW 79 trillion (+257% YoY) (Consensus: KRW 84 trillion; 5.5% below consensus)
Operating profit: KRW 61 trillion (+557% YoY) (Consensus OP: KRW 64 trillion; 5.4% below consensus)
3か月前、メリッツ証券が推定値を出していた。SKハイニックスの2Q税前利益は100兆ウォンを超え、KOSPI企業として初の記録になるという見立てだった。ただし、そのうち40兆ウォン超は半導体事業ではなく、8年前に仕込んだキオクシア持分から来るという条件付きだった。

28日、実際の成績表が出た。
売上高79兆3187億ウォン、営業利益60兆5426億ウォン。前年同期比でそれぞれ257%、557%の増加だ。 この営業利益は、メリッツが3か月前に示した60兆1000億ウォンとほぼ一致する。半導体本業は推定通りの方向に進んだということだ。
売上高・営業利益とも市場コンセンサスを5%前後下回った。半導体事業自体はメリッツの推定と合致したが、ウォール街や汝矣島が織り込んだ水準には届かなかったということだ。
2026-07-28 SKハイニックス決算発表(PR Newswire)
直感に反するのはここだ。AIメモリー最大手が、なぜ市場の期待に届かなかったのか。 ロイターの報道を見ると、答えは逆だ。SKハイニックスはHBMのようなAIデータセンター向け高付加価値メモリーの比率が際立って高い。 ところが今四半期は、DRAM・NANDといった汎用メモリーの価格が予想以上に急伸した局面だった。汎用製品の比率が高い競合ほど、その値上がり分をより多く受け取ったということになる。
AIメモリー最大手すらコンセンサスに届かなかったのは、半導体業況が見た目より熱していない合図だ
今四半期は汎用メモリーの価格だけが際立って跳ねた区間で、AI向け高付加価値製品の比率が高いSKハイニックスは、その分だけ相対的に受け取りが少なかっただけだ
同じ未達でも、どちらのサイクルを基準に見るかで解釈が分かれる。
純利益は93兆9226億ウォンで、営業利益60兆5426億ウォンをはるかに上回る。純利益率にすると118%だ。 この差の正体は、前回のカードですでに触れたあのキオクシア持分である。2018年にベインキャピタルとともに東芝メモリ(現キオクシア)へ投じた資金が、キオクシア上場後に評価額を伸ばし、今回現金化された。 メリッツの3か月前の推定と方向は同じだが、今回は会社自身が確定させた数字だという点が違う。
SKハイニックスは今四半期、HBM4の量産出荷を開始したと明らかにした。下半期には出荷量をさらに増やす計画だという。 同時に、主要顧客約10社と長期供給契約を締結したと伝えた。数年先の数量と価格をあらかじめ固定する契約だ。 コリアヘラルドはその背景として、複雑な自律的タスクをこなすAIエージェント向けの需要拡大を挙げる。単純なチャットボットを超え、自ら判断して動くAIが増えるほど、それを支えるメモリー供給を数年先まで確保したい顧客が増えるということだ。
AI demand drives SK hynix's preliminary Q2 operating profit to 60.5T won (コリアヘラルド, 2026-07-29)結局、問いは一つに絞られる。 93兆ウォンの純利益と営業利益の未達、次の四半期をより正確に予告するのはどちらかだ。 営業利益が半導体本業の本当の成績表なら、次四半期もコンセンサス未達が続くかが見どころになる。逆に今回の未達が汎用メモリー価格の急伸という一時的な局面のせいなら、その差は次四半期に縮まるはずだ。 キオクシア由来の営業外利益はもうほぼ現金化された。次四半期からは、営業利益という一行だけが半導体業況をそのまま映すことになる。
採点待ち2026年第3四半期(10月末発表予定)の営業利益が再びコンセンサスに届かないか、その差が今四半期の約5%より縮まるかで採点する。