スイスの大手銀行UBSは、金が2027年6月までに1オンス5,200ドルに達すると予想している。
金を買い、ダイヤモンドを身につけよ。
スティーブ・ハンキーがUBSの金相場見通しを引き、金を買えと書いた。 UBSが見ている値は2027年6月に1オンス5,200ドルである。
UBS、短期の調整リスクを認めつつ2027年6月に金5,200ドルを予想 (インベスティングライブ, 2026-08-03)その記事を開くと、同じ見通しの中にもう二つの数字がある。 一つは今年1月にすでに通過した高値、もう一つは、その目標に届く前に押される可能性のある水準だ。
2027年6月の目標値は、今年1月に付けた値より下にある。新記録を見込んだ予想ではない。
2026-08-05 閲覧 · 1月の高値と3,850ドルのシナリオはインベスティングライブ2026-08-03の報道、8月5日の相場はコベイシ・レターの投稿による

8月5日のアジア時間に金は4,130ドルを超えて3日続伸し、ニューヨーク時間には4,200ドルを超えて6月22日以来の高値を付けたとコベイシ・レターが伝えた。 同じ日に市場を流れていたのは、米国とイランがオマーンの仲介でホルムズ海峡を再び開く暫定合意に近づいたという話だった。 戦争リスクが後退する日に安全資産が上がったことになる。 値が上がった経路が恐怖ではなかったからだ。
金を押し上げたのはリスクではなく、金利側の計算だ。
金は利息を生まない。 だから金を持つことは、その資金を債券に置けば得られた利息を手放すことでもある。 金利がさらに上がりそうなら手放す利息は大きくなり金を持ちにくくなるが、上がらなさそうなら、その負担は軽くなる。 この日に動いたのは金そのものではなく、手放す利息の大きさだった。
このブリーフは、同じ日に原油が約5%下げ、円が強含んだことも併せて伝えている。 ホルムズの一報が商品と通貨を同時に動かした日だ。
目標値への道は一足飛びではなく、段階として書かれている。
4,400ドル
4,600ドル
5,000ドル
5,200ドル
それぞれの通過点が成り立って初めて次の値が立つ。最初の関門である9月の数字が外れれば、後ろの数字も一緒にずれる。
2026-08-05 閲覧 · インベスティングライブ2026-08-03が伝えたUBSの予想経路
そしてその前に条件が一つ付いている。 UBSは、市場が年内の利上げの可能性を織り込み続け、投資需要の弱さが続けば、3,850ドルまで押される可能性があるとみている。 この条件が今日の話とかみ合う。 ホルムズ合意が実際にまとまり物価期待が下がれば、UBSが心配した条件自体が弱まる。合意がずれ込み原油が戻れば、その条件はまた息を吹き返す。 同じ出来事が目標値と下振れシナリオを同時に揺らしている。
ハンキーの投稿には目標値はあるが、下振れシナリオはない。 目標値と下振れシナリオは同じノートの前後の文であり、片方だけを取り出せば予想ではなく勧誘になる。 このカードが採点される地点ははっきりしている。 2027年6月までに金がUBSの書いた目標値に届けばその経路が当たったことになり、その前に下振れシナリオの水準を先に見れば、同じノートのもう一方の文が当たったことになる。 どちらであれ、いまの値が今年1月の高値より下だという事実は残る。回復を上昇と読まないことが、この見通しを読む最初の条件だ。
2026-08-05 閲覧 · 金の水準は場中の値であり終値ではない。8月5日の4,200ドル突破はコベイシ・レターの投稿からの引用、同日アジア時間の4,130ドルはインベスティングライブのブリーフによる。UBSの予想経路と3,850ドルのシナリオは2026-08-03の報道時点のものである。