ZDNet Koreaは、NVIDIAのGeForce RTX 50シリーズのグラフィックカードの韓国での価格が今月から最大30%上がると報じた。
NVIDIAのGeForce RTX 50シリーズの韓国での販売価格が、今月から最大30%上がる。 価格を押し上げたのは性能改善でも新製品投入でもなく、部品の原価だ。
メモリ不足の深刻化でRTX 50の価格がさらに30%上がる可能性 (ThinkComputers, 2026-07-31)この記事は、韓国だけの話ではないことを示している。 NVIDIAが2026年のうちにグラフィックカードの価格をさらに20~30%引き上げる可能性があり、値上げは流通在庫が掃けた後、数週間から数か月のうちに反映されるという。 韓国の今月の値上げは、その日程が先に到着した側に近い。

グラフィックチップは画面を描くためのデータを非常に速く取り出して使う必要がある。 そのためカードの上にはチップの周りに専用メモリが複数並んでおり、このメモリをGDDRと呼ぶ。 パソコン本体に挿すDRAMと出自が同じものだ。 ただ、一度に多くのデータを流すほうへ設計が寄っている。

同じ工程、同じ工場から出てくること。これが今回の核心だ。 メモリ会社がサーバー向けにラインを多く割り当てれば、ゲーム向けに回る数量は減り、減った分の価格が上がる。
RTX 50シリーズが使うGDDR7は、容量あたりの価格が前世代の2倍ほどだ。カード1枚にこのモジュールが複数載るため、モジュール価格が2倍になればカード原価に占めるメモリの割合もその分だけ大きくなる。
2026-08-03閲覧・ThinkComputers(2026-07-31)の報道引用、原出典はEconomic Daily News
ここで上がったのはカード1枚の値段ではなく、その中に入る部品一つの値段だ。 同じモデル、同じ性能なのに値札だけが変わるということでもある。
NVIDIAはグラフィックカードの大半を自ら売らず、グラフィックチップとメモリを束ねた部品一式をカードメーカーに渡す。 この一式の価格を引き上げるとメーカー各社に伝えたと報じられている。
NVIDIA、メモリ価格上昇でGeForce RTX GPUを値上げすると伝えられる (TweakTown, 2026-07-23)この記事は、値上げがGDDR7を使うRTX 50シリーズだけでなく、旧世代のGDDR6を使うRTX 3060にも及ぶと伝えている。 新製品にだけ付く値段ではなく、メモリを使うカード全体に付く値段だという意味だ。 冷却装置と基板の価格も一緒に上がったという。
まずはメモリ会社がラインをどこに割り当てるかだ。 サーバー向けDRAMとHBMがより高く売れ続ける限り、ゲーム向けGDDRに回る場所は後ろに押しやられる。 だからグラフィックカードの価格は、NVIDIAの価格政策よりメモリ価格の方向についていく。 消費者が見るのはカードの値札だが、その値札を動かす手はメモリの供給交渉の席にある。
結局、問いは一つだ。今回の値上げはメモリ不足が解ければ戻る価格なのか、しばらく居座る価格なのか。 メモリ各社が増やした生産能力から数量が出始め、サーバー向け需要が一息つけば前者だ。 増設分が出てもサーバー向けが先に持っていく局面が続けば、ゲーム用カードの価格は上がった場所にとどまる。 AI投資の話はたいていデータセンターや電力といった大きな単位で語られる。 その投資が個人の財布に届く最も早い地点の一つが、今月のグラフィックカードの値札だ。
採点待ち2026年12月に、NVIDIA GeForce RTX 50シリーズの韓国での販売価格が8月の値上げを維持したか、値上げ前の水準に戻ったかを採点する。