それにもかかわらず、我々はたった今、イランおよび他の中東諸国から、取引の輪郭が合意されたのでいかなる攻撃も見合わせてほしいという要請を受けた。
これにはホルムズ海峡の即時かつ完全な全面開放、そしてイランの核の脅威の終結が含まれることになる。
トランプ米大統領がイランへの攻撃を取り消した。 理由として挙げたのは、イランと他の中東諸国が攻撃を見合わせるよう求めてきたこと、そして取引の輪郭が固まったことだ。 その取引にはホルムズ海峡の即時かつ完全な開放が含まれるという。 投稿が出ると、原油価格は1日で5%台下げた。 WTI原油は1バレル79.77ドル、ブレント原油は83.47ドルとなった。
トランプ氏がイラン攻撃を保留し、原油価格が5%急落 (OilPrice.com, 2026-08-02)同じ記事は、週末の間にタンカーがさらに3隻攻撃されたという英国海事貿易機関の集計も伝えている。 ブレントは7月初めに1バレル72ドルを割っていたが先週末は90ドルを超えており、今回の下落はその上昇分の一部を戻したものだ。
ホルムズ海峡は、ペルシャ湾からインド洋へ出る出口だ。 サウジアラビア、イラク、クウェート、アラブ首長国連邦で船に積まれた原油が、この一本の道を通って世界へ出ていく。
トランプ氏が取引条件の先頭に、ほかでもなく「完全開放」を置いた理由がここにある。世界が使う石油の5分の1がこの一本を通る。ただしこの数字は海峡が正常に動いていた2022年基準であり、封鎖が続く現在の実際の通航量はこれより少ない。
2026-08-03取得 · 米エネルギー情報局(EIA) Today in Energy(2023-11-21掲載、2022年基準)
分かりやすく言えば、この海峡はメーターではなく弁だ。 少しずつ減るのではなく、開けば流れ、閉じれば止まる。 だから通航条件が一文変わるだけで、価格は1日に5%動く。
問題は、イラン側の説明が違うことだ。 イランのメフル通信は米国に攻撃を控えるよう要請したことはないと述べ、ファルス通信はホルムズの管理権を分け合う合意という報道は事実ではないとした。 ファルス通信が伝えた関係者の話には条件が付いている。 米国がイランの言う敵対行為を続ける限り海峡は閉じたままであり、船が通るにはイランが指定する航路に従い、革命防衛隊海軍の許可を得なければならないという。
イラン、攻撃の自制を求めたこともホルムズ管理権の分割合意も否定 (タイムズ・オブ・イスラエル, 2026-08-02)この記事は、イスラエルのチャンネル12が伝えた折衷案も紹介している。 船がイランの管理する海域から入り、オマーン側の海域へ抜ける方式だというが、通航料をどうするかはその案から抜けていたという。 オマーンは、革命防衛隊がその合意を守るという保証を求めたと伝えられている。
攻撃は取り消され、海峡も開くことになった。戦争プレミアムを価格から外してよい局面だ。
要請も合意もなかった。海峡は米国が引くまで閉じたままで、通航は革命防衛隊が許可する事柄だ。
同じ2日間を、一方は合意が成立したと見て、他方は成立していないと言う。分かれ目は、通航の条件を誰が決めるのかにある。
結局、問いは一つだ。 今回の取り消しが戦争プレミアムの解消の出発点なのか、数日後にまた乗る小休止なのかだ。 見分ける場所は船だ。 革命防衛隊と事前に調整していないタンカーが海峡を通り始めれば合意は実際に働いたことになり、通航が許可制のまま残れば、今回の発表は言葉で終わったことになる。 原油価格はすでに半分ほど答えを出している。5%は下げたが、7月初めの水準までは戻っていない。 攻撃が取り消されたのは確認された事実で、海峡が開いたことはまだ事実ではない。 市場はその間のどこかに値段を付けている。
採点待ち8月末までに革命防衛隊の事前許可なしでホルムズを通過するタンカーの運航が確認されればhit、通航が許可制のままか封鎖が続けばmissとして採点する。